ステロイドは怖い薬!?
公開日:2015年04月11日(土)
ステロイドの飲み薬は確かに怖いです。感染病になりやすくなる・糖尿病や高血圧の悪化・骨粗しょう症の促進などいろいろな副作用があります。しかし、膠原病では必要な薬であり、自己判断で中止することは極めて危険です。車が危険な乗り物だと聞いて、走っている車から飛び降りるのと同じです。医師の指導に基づいた減量や増量が必要です。
ステロイドの塗り薬には強いものから弱いものまで大きな幅があります。代表的な塗り薬リンデロンVGを360位の強さとしたら、5~2000位の強さの幅があります。強さ2000のものを毎日10本以上塗っていると、上記と同様の副作用が出てくる可能性があります。通常、皮膚科専門医が処方している限り、その様な無茶な処方はないと思います。ちなみに、わたしの大学時代の最初の教授はステロイドの副作用が専門でした。
結論:ステロイドの塗り薬で内臓への影響は心配ありません。しかし、塗っている場所(皮膚)には副作用が出る可能性があります。